雨漏り修理で大切なこと
投稿日:2020年4月1日 更新日:2023年6月30日
天井から水がポタポタと落ちてきた……
雨漏りは突然起こるものです。
まったく予期していなかったことが起こるとどうしたらいいかわからなくて混乱してしまいますよね。
雨漏りが発生してしまった時は、被害を広げてしまわないように迅速な対応が求められます。
ですが、焦ってまったく改善にならない工事をしてしまったら、むしろ被害は拡大してしまいます。
そこで、本日は雨漏り修理でぜひ押さえていただきたい大切なポイントをご紹介します。
雨漏りが発生した時に、被害を広げてしまわないように応急処置を行って業者にすぐ絡した。
一見するとこの対応は間違いではありません。
雨漏りしていると水が滴ってきて壁や床を濡らしてしまいますので、内装材が傷んでしまわないように応急処置することが大切です。
また、雨漏りは建物内部を濡らしている状態なため、早めに業者に相談して修理してもらう必要があります。
ですが、ここで雨漏り修理に長けていない業者に工事を依頼してしまうと大変なことになってしまいます。
まず、雨漏りを修理するには、原因を特定しなければなりません。
原因を特定せずに雨漏りを修理するなんて無謀なことなのです。
ですが、雨漏りの原因は複雑でして、原因を一つに絞れることは稀です。
通常は、いくつか考えられる原因を一つずつ潰して修理していくのが雨漏り調査・修理の鉄則です。
雨漏りの原因を特定することが、なぜ難しいかは次に詳しくご説明しますが、雨漏り修理で大切なことは適切な処置を行うことが一番です。
そして、適切な処置をするためには、雨漏りを発生させている原因を特定することが重要であり、徹底的な雨漏り調査を行なっていく必要があるのです。
当社は雨漏り調査・修理工事も承っております。
雨漏りでお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。
詳しくはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。
なぜ、雨漏りの原因を特定することが難しいかをご説明します。
まず、建物内部に入った水の通り道は、必ずしも規則性のあるものではありません。
ある場所から入った水は、必ずここに流れてくるとはかぎらないのです。
雨漏りの原因となりやすい場所が「屋根」「外壁」「ベランダ」「窓」です。
これらの場所を疑いつつ、散水調査やサーモグラフィー調査、発光液調査などあらゆる角度から調査を行って原因を特定していきます。
施工不良でないかぎり雨漏りしているお家は、それなりの築年数を重ねて相応の劣化が確認できます。
外壁クラックやシーリングの劣化、防水の劣化など、あらゆる症状が雨漏りの原因になりうるものです。
こういった劣化症状を見つつ、雨漏りの発生箇所からどこから雨漏りしているかを予測していきます。
ですが、雨漏りしている場所のすぐ近くで水が侵入しているとは、かぎらないということも注意しなければいけません。
劣化症状についてはこちらの「気になる外壁の劣化サイン!自分でできるチェックとは?」をご覧ください。
防水に関わる応急処置をご自身で行うことをおすすめしていないのは、水の侵入とは関係ない場所に手をつけてしまい、水の通り道が変わってしまうからです。
一度水の通り道ができれば、新たな場所から雨漏りする恐れがあります。
ですから、ここが怪しそう……といった曖昧な感覚で修理してはいけないのです。
見当違いの場所に手をつけてしまったことで、被害を拡大させてしまう恐れがありますから、一般の方が手を出すのではなく、ちゃんとプロにお任せください。
一つ例を挙げますね。
建物は複数の部材を組んで建てられていますが、その接合部はすべて密閉されているわけではありません。
外壁の下部には水を外に逃す水切りという部材が取り付けてあります。
当然ですが、水切りは水を外に逃す役割がありますので、隙間が開いています。
「台風など強い風に巻き上げられた雨が、この隙間から入ってきた」と予測して、コーキングでその隙間を埋めてしまったらどうなるでしょうか?
本来、外壁内部に入った水が水切りを通って外に流れていたのが、コーキングによって堰き止められてしまいます。
水切りのところで、水が溜まってしまうわけですから、防水紙が傷みやすくなり、直に水がさらに浸透して土台などの構造体を腐食させてしまうでしょう。
このように間違った場所に手をつけてしまうと被害を大きくしてしまいますので、安易に手を出さないことです。
雨漏りは豊富な経験と専門知識がなければ修理できません。
たとえ応急処置とはいえ、安易に手をつけてしまったら、を大きくさせてしまう恐れがありますので、雨漏りに関しては無理せずにプロに修理をおまかせください!
定期的に建物診断を実施することが、雨漏りを未然に防ぐ対策となります。
亜久里工業では無料で建物診断を実施しておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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