雨樋のメンテナンスは必要?不具合を放っておくリスク

投稿日:2026年8月31日

雨樋は雨水を適切に集めて排水し、建物や外壁、基礎を雨水から守る大切な役割を担っています。しかし普段は目立たない場所にあるため、不具合が起きていても気づかずに放置してしまうケースが少なくありません。

 

ほんのささいな水詰まりや部材のひび割れも、時間が経つほど建物全体への被害を広げてしまいます。いまのところ永続的に維持する建材は一つもありません。

 

雨樋も定期的に状態をチェックし、適切にメンテナンスをしなければ、雨樋が本来担っている機能を果たせなくなってしまいます。

 

本記事では、雨樋工事など外装全般の工事に携わらせていただいている専門業者の視点から、「雨樋メンテナンスの必要性」と「放置した場合に起こりうるリスク」についてわかりやすく解説します。

 

雨樋のメンテナンスは必要?

雨樋のメンテナンスは必要?不具合を放っておくリスク

 

結論から言うと、雨樋のメンテナンスは必要です。雨樋は常に紫外線や風雨にさらされているため、経年劣化は避けられません。落ち葉やゴミが詰まったり、金具が緩んだりすることで、本来の排水機能が徐々に低下していきます。現在の塩ビ製の雨樋は太陽の紫外線が原因で硬質化が進み、破損しやすくなります。破損物が飛来してご近所にも被害を与えてしまうリスクもあります

 

定期的に点検・清掃を行うことで、水漏れやご近所への被害を予防できます。「まだ壊れていないから大丈夫」と考えず、早めのメンテナンスを心がけることが大切です。

 

雨樋をメンテナンスせずに放っておくリスク

雨樋のメンテナンスは必要?不具合を放っておくリスク

 

雨樋の不具合を放置すると以下のリスクを危惧しなければなりません。

 

・水漏れ・オーバーフロー

・雨樋部材の破損

・破損物の飛散と近所トラブル

・水漏れが原因の騒音

 

雨樋の不具合はご自身のことだけでなく、ご近所にも影響が出るということを忘れないようにしましょう。

それでは雨樋をメンテナンスせずに放っておくリスクについて、一つずつ解説します。

 

水漏れ・オーバーフロー

落ち葉やゴミの詰まり、勾配のズレなどにより雨水がスムーズに流れなくなると、雨樋から水があふれ出す「オーバーフロー」が発生します。あふれた雨水は外壁や基礎を汚し、地面を抉ってしまったり、劣化を早めたりする原因となります。

 

また、経年劣化によって軒樋や集水器の継ぎ手部分に隙間ができ、そこから水が漏れてしまうケースもあります。オーバーフローと同様に、こちらも劣化を早める原因となり、詳しくは後述しますが、地面に打ちつける水が騒音になります

 

雨樋部材の破損

雨樋に多く使われる塩化ビニール素材は、紫外線を浴び続けることで年々硬くなり、本来のしなやかさが失われていきます。そうして劣化した雨樋は、強風にあおられるなどの負荷が加わると割れやひび割れが生じやすくなります

 

また、屋根に積もった雪が滑り落ちる際に軒樋へ直接のしかかることで、その重みに耐えきれず破損・脱落してしまうこともあります。落雪が原因する脱落を防ぐのは困難ですが、屋根に雪止めを設置することで落雪そのものを抑制することは可能です。雪止めは後付けが可能ですので、もし雪止めがない屋根でしたら、雪止め後付け工事をご検討ください。

 

破損物の飛散と近所トラブル

破損した雨樋の一部が強風で飛ばされると、隣家や通行人に被害を与えてしまう恐れがあります。物損事故やケガにつながれば、思わぬ形で近隣トラブルに発展しかねません。所有者としての管理責任が問われる可能性もあるため、注意が必要です。

 

水漏れが原因の騒音

雨樋からの水漏れが高いところからあると、地面に打ちつける水音で騒音トラブルに発展するリスクがあります。また、隣家の敷地まで水が跳ねてしまい、外壁や基礎、通路などを汚してしまうこともあります。騒音や汚損によって近所トラブルにつながる恐れがありますのでご注意ください

 

雨樋をメンテナンスするタイミング

雨樋のメンテナンスは必要?不具合を放っておくリスク

 

雨樋のメンテナンスは、新築から10年前後を目安に一度点検を行うのが理想的です。それ以降も10年ごとに点検し、部材の状態に応じて清掃や補修、交換を検討しましょう塩ビ製の雨樋は20年ほどが耐用年数です。20年以降は修理だけでなく、全交換もご検討ください。

 

また、台風や大雪など悪天候の後は、雨樋がずれたり詰まったりしていないか確認する良いタイミングです。雨樋から水があふれる、隙間から水が漏れてくる、雨樋が金具から外れてゆらゆら揺れているなど、普段と違う変化を感じたら、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

 

雨樋メンテナンスの種類

雨樋のメンテナンスは必要?不具合を放っておくリスク

 

雨樋メンテナンスには大まかに区別すると「清掃」「補修」「交換」の3種類があります。

 

清掃は落ち葉やゴミを取り除き、詰まりを解消するメンテナンスです。環境によって必要な雨樋と、不要な雨樋があります。点検時にゴミが溜まっている場合は、落ち葉などが入り込みやすい環境にありますので、引き続き雨樋清掃を定期的に行っていただくことをおすすめします。

 

「継ぎ手の隙間」「金具や部材の軽微な破損」など、症状が軽い場合は、シーリングや接着剤で補修できます。ただし、高所にある場合は足場が必要ですので、外壁塗装などの足場を設置する工事とご一緒に実施していただくのが、足場代の節約にもなっておすすめです

 

ある程度の年数が経過したら「交換」もご検討ください。前述しましたが、塩ビ製の雨樋の耐用年数は20年ほどです。20年以降は雨樋の全交換も視野に入れつつ、修繕をご計画ください。また、雨樋は「部分交換」も可能です。限定的な範囲での破損で、他の箇所は正常でしたら、「部分交換」にすることで修繕費を抑えられます

 

雨樋は部分的に交換が可能?気をつける点と修理するタイミング

まとめ|亜久里工業では雨樋工事も承っております!

雨樋のメンテナンスは必要?不具合を放っておくリスク

 

雨樋は建物を雨水から守る重要な設備ですが、劣化に気づきにくく、放置されがちな部分でもあります。水漏れや部材破損、近隣トラブル、騒音など、不具合を放置するリスクは決して小さくありません。

 

放置期間が長くなるほど修理範囲も広がり、結果的に費用負担が大きくなることもあります。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、雨樋を良好な状態に保つことができ、長くご使用いただけます。

 

亜久里工業では雨樋工事も承っておりますので、何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。建物診断や見積もりは無料で実施しております。お客様のご期待に応える高品質な工事をご提供いたしますので、これからお住まいのメンテナンスを考えていましたら、ぜひ亜久里工業にお任せください!

 

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