ベランダFRP防水のメンテナンス方法を解説します!
投稿日:2025年5月31日
建物内への水の侵入を防ぐのが防水工事。
防水と聞くと専門的な印象を受けますが、実はベランダや屋上などに施工されているのも防水工事です。
住宅のベランダにはFRP防水がよく採用されています。
FRP防水は塗膜防水と呼ばれ、塗料で防水層をつくる工法です。
防水の劣化は雨漏りのリスクを高めるため、定期的なメンテナンスが必要です。
そこで本記事ではFRP防水のメンテナンス方法についてお話しさせていただきます!
住宅のベランダに一般的なFRP防水とは?
塗膜防水とは塗料で防水層をつくる工法です。
この工法にはFRP防水の他にウレタン防水も含まれます。
FRP防水やウレタン防水の塗料で防水層をつくる工法の特徴が、シームレス(継ぎ目がないこと)で水密性に優れていることです。
もしかするとFRPという言葉を一度は聞いたことはありませんか?
FRPは「Fiber Reinforced Plastics」の頭文字をとった言葉です。
日本語だと繊維強化プラスチックといいます。
FRPは防水だけでなく、船底やバスタブ、自動車、プロペラ機など幅広く使用されています。
ポリエステル樹脂にガラス繊維を組み合わせた構造になっており、衝撃に強くて優れた耐久性を発揮します。
まさにFRP防水は歩行動作があり衝撃に耐えなければならないベランダにうってつけの防水工法ということです。
ベランダに施工されているFRP防水は太陽の紫外線で劣化を早めてしまわないように、さらにその上にトップコートを塗って防水層を保護しています。
見逃しがちな防水の重要性
屋根や外壁が色褪せていたり、汚れていたりしたら塗装を考えますよね?
雨樋から水が漏れていたら雨樋工事、コーキングがひび割れていたらコーキング工事。
このような劣化があればすぐにメンテナンスを考えるかと思います。
ベランダや屋上などの防水はどうでしょうか?
実情は人に見られないということや防水の重要性が浸透していないためか、ついついそのままにされてしまっていることがよくあります。
しかし、防水が持つ役割は見逃すことができないほど重要です。
もし、防水が劣化したままになっていると、いずれ水が浸透して雨漏りを引き起こしてしまいます。
とくにベランダや屋上はその直下にある部屋にすぐ水が流れてきてしまうため、建物内部のダメージの他にお部屋にも大きな被害を与えてしまいます。
柱や梁などの修理だけでなく、お部屋の内装、家具、家電などを復旧させる必要もあるため、修理費が高くなることがほとんどです。
どんな時にFRP防水のメンテナンスが必要?
それではどんな時にFRP防水のメンテナンスが必要かお伝えさせていただきます。
FRP防水の耐用年数は10年ほどとなっています。
まず耐用年数がメンテナンスを考えていただく時期の目安となります。
ただし、詳しくは後述しますが、トップコートの塗り替えが5年目あたりであります。
年数の経過でFRP防水は傷んできますので、このような症状が見られましたらメンテナンスをお考えください。
【FRP防水のメンテナンスを考える劣化症状】
・色褪せ
・汚れやコケの付着
・ひび割れ
・床面の摩耗
・塗膜の膨れ
FRP防水の劣化以外にドレン(排水口)の状態も確認しておきましょう。
ドレンは水と一緒に落ち葉や泥なども」集まってきます。
落ち葉などのゴミがドレンのところで溜まってしまうと水の流れが悪くなり劣化を早める原因になります。
水が溜まってしまい浸水を起こすことも発生しておりますので、ドレンまわりはこまめに清掃しましょう。
防水の劣化症状についてはこちらの「【屋上・ベランダ・バルコニー】劣化症状と防水の種類は?メリット・デメリットについても紹介」をご覧ください。
最初の5年目はトップコートの塗り替え
FRP防水の構造は、
1層目:床下地(合板)
2層目:ポリエステル樹脂+ガラスマット(2PLYは2層目が二重)
3層目:トップコート
となっています。
トップコートは「ポリエステル樹脂+ガラスマットの層」を紫外線から守る役割があります。
FRP防水の最初のメンテナンスは「トップコートの塗り替え」を行うことになります。
トップコートの塗り替えは5年目あたりが目安です。
ちなみに、まだメンテナンスをしなくても大丈夫だろう……と放っておいてしまい、防水層にまで被害が及んでしまうとトップコートを塗り替えるだけでは済まなくなる可能性があります。
防水層は水の浸透を防ぐ最後の砦のようなものですから、ここを水が通過してしまうと雨漏りへと発展し、その後にトップコートを塗っても上部だけきれいになるくらいで根本的な改善にはなりません。
5年目でも早い場合がありますが、自己判断せずに防水のプロである業者にトップコートを塗り替えたほうがいいか見てもらい判断してもらいましょう。
10年目は防水をやり直すタイミング
トップコートの塗り替えを行なってからさらに5年が経った10年目は、防水を新しくやり直すタイミングです。
防水方法は同じFRP防水でもいいですし、ウレタン防水でも大丈夫です。
防水工法は「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」「アスファルト防水」の4つが代表的です。
住宅では「FRP防水」「ウレタン防水」が一般的でして、屋上など面積が広いところだと「シート防水」「アスファルト防水」が多く採用されています。
ベランダではある程度の衝撃がかかることや建物への負担を軽減できることなどを考慮するFRP防水がおすすめです。
また、広い面積ではFRP防水は不向きですのでご注意ください。
耐久性は高いですが、硬質なため割れやすい欠点があります。
面積が広いとムーブメントが大きくなり、その動きに追従できずに割れてしまいます。
防水工事の種類についてはこちらの「防水工事の種類について!必要な理由とは?」をご覧ください。
まとめ 防水工事なら亜久里工業におまかせを‼︎
いかがでしたから?
FRP防水は住宅のベランダに採用されることが多い防水工法です。
防水が施されているところは雨漏りに密接に関係しており、劣化が進むとそのリスクが高まります。
ベランダから雨漏りすることが多い理由がこの防水の劣化です。
雨漏りしてからでは遅いですから、ベランダの防水のこともしっかり状態を見ておくことが大切です。
雨漏りについてはこちらのページでご紹介しております。」
火災保険で雨漏りを修理!条件や注意点、申請の流れについて解説
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