ジョリパットのメンテナンス方法を解説
投稿日:2026年9月30日
ジョリパットは、意匠性の高さから多くの戸建て住宅で採用されている外壁材ですが、経年とともに防水性の低下やひび割れといった劣化が進みます。放置すると建物内部への浸水につながる恐れもあるため、適切なタイミングでのメンテナンスが欠かせません。
今回は、ジョリパットの特徴や劣化症状、メンテナンス方法についてわかりやすく解説します。
ジョリパットとは?特徴とメリット・デメリット
ジョリパットは、アイカ工業が製造する水で練り上げる湿式工法の外壁仕上げ材です。コテやローラー、吹き付けガンを使って施工するため、吹き付け仕上げのリシンやスタッコ、コテ仕上げのボーダーやラフ、ローラー仕上げのあやめやウッディバークなど多彩な模様やデザインを表現できるのが最大の特徴です。
メリットは、継ぎ目がなく意匠性に優れていること、豊富なデザインバリエーションがあること、耐候性に優れ色あせしにくいことなどが挙げられます。
一方デメリットとしては、細かなクラックが起こりやすいこと、経年劣化で汚れが目立ちやすいこと、水が染み込みやすくなりコケやカビの原因になることなどが挙げられます。
ジョリパットのメンテナンス方法
ジョリパットは表面がデリケートなため、高圧洗浄で強く洗うと表面を傷めてしまう恐れがあります。日常のお手入れは、柔らかいブラシを使った手洗いによる洗浄が基本です。
表面についたホコリや軽い汚れは、柔らかいブラシでやさしくこすり落としましょう。落ちにくい汚れがある場合は、中性洗剤を薄めたものを使い、軽く擦り洗いします。洗剤を使用した際は、成分が残らないよう水でしっかり洗い流すことが大切です。
色あせや防水性の低下といった症状が見られ、築年数の目安を過ぎてきたら、塗装(塗り替え)を検討するタイミングです。塗装によって表面の保護機能を回復させることができます。ジョリパットの塗装について詳しくは後述しますが、塗料選びに気を付けるポイントがありますので、塗り替えの相性がいい塗料を選びましょう。
ジョリパットの劣化症状
防水性の低下
表面のトップコートが摩耗すると、水を弾く力が弱まります。水が外壁に染み込みやすくなると、内部の下地材が傷み、建物全体の耐久性に影響を及ぼす可能性があります。
色あせ
紫外線や雨風の影響により、ジョリパットの色の元となる顔料が経年劣化することで、施工当初の色味が徐々に薄くなっていきます。色あせは美観の問題だけでなく、保護機能が弱っているサインでもあります。
汚れ・コケ・カビ
ジョリパットは静電気を帯びる素材のため、ホコリや汚れを吸い寄せてしまう性質があります。さらに経年劣化によって表面から水が染み込むようになると、内部に汚れが残りやすくなります。
こうして保水性が高まった状態が続くと、特に日当たりの悪い北面などではコケやカビが発生しやすくなり、放置すると外壁材自体の劣化を早めます。
ひび割れ
ひび割れが生じる主な原因には、経年劣化、乾燥収縮、地震などの揺れや衝撃が挙げられます。また、施工不良もひび割れの原因の一つですが、この場合は施工後比較的早い段階で症状が現れるのが特徴です。
施工してからあまり時間が経っていないのにひび割れが見られる場合は、施工不良が疑われるため、早めに工事を依頼した業者へ連絡することをおすすめします。ひび割れを放置すると、そこから雨水が侵入してさらに症状を悪化させてしまうため、早めの対応を心がけましょう。
ジョリパットを塗装するタイミング
一般的に、ジョリパットの塗り替え目安は10〜15年程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、先ほどの「ジョリパットの劣化症状」で挙げた症状が見られたら、年数に関わらず点検・塗装をご検討ください。早めのメンテナンスは、下地の傷みを最小限に抑え、結果的に修繕コストを抑えることにもつながります。
ジョリパット塗り替えの注意点
ジョリパットの塗り替えでは、透湿性の低い微弾性塗料や弾性塗料の使用は避けることが重要です。ジョリパットは吸水性が高い素材のため、こうした塗料で塗膜が密閉状態になると、内部に残った水分の逃げ場がなくなり、塗膜が膨れてしまう原因になります。
メーカーからは「ジョリパットフレッシュ」という専用塗料が販売されており、施工当初と同じ質感や風合いを重視する場合は、この専用塗料の使用がおすすめです。もちろん、メーカー専用塗料以外での塗り替えも可能です。
ただし、ジョリパットの塗り替えには塗料との相性が大きく関わってくるため、ジョリパットに関する知識と経験が豊富な業者に依頼することが大切です。
ジョリパットについては以下の記事もご参考にしてください!
まとめ|ジョリパットのメンテナンスなら亜久里工業にお任せください!
ジョリパットは意匠性に優れた人気の外壁材ですが、経年劣化による汚れの付着やひび割れ、色あせといった劣化は避けられません。日頃のお手入れは高圧洗浄ではなく、柔らかいブラシによる手洗いが基本です。
そのうえで10〜15年を目安に防水性の低下や色あせなどのサインが見られたら早めの点検・塗り替えを検討しましょう。塗り替えの際は、塗料選びを誤ると塗膜が膨れる原因にもなるため、専用塗料の知識を持ち、経験豊富な業者に相談することが、美観と耐久性を両立させるポイントです。
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