塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか?

投稿日:2020年4月1日  更新日:2024年10月29日

乱暴な言い方ですが、塗装しようと思えばなんでも塗装できます。
ですが、質が伴うかというと、当然ですが、質は落ちます。
 
屋根材や外壁材の中には塗装できないものがあります。
正確に見極めないとせっかく塗装したのにすぐに剥がれてしまい、余計な出費が出てしまうかもしれません。
 
そこで、本記事では塗装してはいけない屋根材や外壁材をご紹介させていただきます。 

屋根編① パミール屋根(ニチハ)

今では一般的に採用されているスレートは、大別すると「アスベスト含有スレート」「初期のノンアスベストスレート」「後期のノンアスベストスレート」の3つがあります。問題となっているのが「パミール」などの初期のノンアスベストスレートです。
 
「パミール」は1996年から2008年にニチハから製造販売されたスレートです。2000年代前後からアスベストを含まないスレートが製造されるようになりましたが、強度に問題があって10年くらいで層間剥離を起こし、社会問題にまで発展しました。
 
スレートは定期的に塗装する必要がありますが、パミールなどの初期のノンアスベストだと劣化が激しく塗装することができません。もし、2008年以前に建てられた家であれば、初期のノンアスベストスレートが使われている可能性があり要注意です。
 
該当するスレートの場合は、塗装ではなく、葺き替えやカバー工法をご検討していただくことになります。葺き替えやカバー工法についてはこちらの「【屋根材別】屋根の3つのメンテナンス方法」でご紹介しております。 

 

屋根編② 日本瓦(和瓦)の屋根

粘土を原料とする日本瓦は、日本建築で昔から用いられる馴染み深い屋根材です。いぶし瓦や釉薬瓦(陶器瓦)、無釉薬瓦など種類があり、神社仏閣にも使われています。
 
頑丈で50年耐久するとされており、耐水性も抜群です。水が染み込む素材ではありませんので、基本的に塗装しなくても大丈夫です。頑丈ではありますが、飛来物や落下などで割れることがありますので、もし破損がある場合は新しい瓦に差し替えてください。
 
また、瓦屋根は漆喰が塗られています。経年劣化でひび割れや欠損を起こすため、寿命とされている20年目あたりで漆喰を塗り直すことをおすすめします。
 
形状が似ているセメント瓦やモニエル瓦は塗装で防水されているため、古くなっていれば塗り替えが必要です。モニエル瓦はスラリー層という塗膜が付着しにくい着色層があります。下地処理や下塗りが特殊になりますので、施工実績のある業者に工事をご依頼ください。
 
モニエル瓦についてはこちらの「モニエル瓦ってどんな瓦!?メンテナンス方法は?」でご紹介しております。

 

外壁編① 難付着サイディング

現在のサイディングは「光触媒」や「フッ素」「無機」など褪色しにくいコーティングがされているものもあります。これらのサイディングは塗装が付きにくくなっており、難付着サイディングと呼ばれています。
  
厳密に言いますと、塗装できないわけではありませんが、密着が悪いため特殊な施工を行う必要があります。コーティングの違いだけなので、見分けることが難しいですが、このような特徴があります。
 
① 築10年以降も褪色がない
② チョーキング現象がない
③ 光沢感の低下がなく、コケやカビが発生していない
④ 2001年以降の家
 
ぱっと見は同じサイディングで見極めが難しいですから、詳細は業者に判断してもらいましょう。 

 

外壁編② ジョリパット外壁

ジョリパットはアイカ工業が製造・販売するアクリル樹脂を主原料とした外壁材です。ローラー仕上げやコテ仕上げなど様々な仕上げ方があります。左記の画像にあるように意匠性の高い模様を施せます。
 
デザイン性と耐候性に強い長所の反面、15〜20年ほどで汚れがつきやすくなり、色も褪せてくるのが短所にあります。ただし、汚れは水洗いで落とせます。色褪せもメーカーから塗り替え専用のジョリパットフレッシュが用意されており、塗り替えることで美観性を取り戻すことができます。 

 

まとめ 資格と知識をもった塗装店に相談しましょう

塗装は建物の美観性を保ち、風雨などからの劣化を防ぐ大事な役割があります。ですが、なんでも塗装できるわけではありません。ここでは主だった屋根材や外壁材をご紹介しましたが、他にも気をつけなくてはいけない屋根材や外壁材がたくさんあります。
 

知らずになんでも塗装するとせっかく塗装したのにすぐに剥がれて余計な費用が発生してしまうかもしれません。きちんと塗装可能なものか見極められることが大切ですが、それをお施主様が判断するのは難しいかと思います。業者の中には専門知識が乏しいところもいます。
 
そんなところに工事を依頼すると、後々トラブルになり、後悔してしまうかもしれません。塗装は業者選びが大切ですから、しっかりと資格や知識を持った信頼できる業者にご相談ください。当社は地域密着 自社施工店として施工実績も豊富にあります。お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!

 
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
 

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