モニエル瓦ってどんな瓦!?メンテナンス方法は?

投稿日:2022年11月25日

モニエル瓦ってどういう瓦?」

「日本瓦とどう違うの?」

「モニエル瓦は定期的にメンテナンスが必要なの?」

 

モニエル瓦とは、普及している屋根材なので、見かけることも多いのですが、一般の方にはそれが『モニエル瓦』とは知られていないことがほとんどです。

そのため『モニエル瓦』という聞きなれない名称に、きっと戸惑う方々も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回は

・モニエル瓦の特徴

・メンテナンス方法とポイント

を解説します。

 

モニエル瓦の性質や特徴、メンテナンス方法を知ることで、後悔のない工事を行うようにしましょう。

 

モニエル瓦の特徴

 

モニエル瓦とはオシャレなデザインの乾式コンクリート瓦のことです。

別名「乾式洋瓦」ともいいます。

もともと「旧:日本モニエル株式会社(ラファージュルーフィング株式会社)」が販売していた瓦で『モニエル瓦』はその商品名。

現在は、そのメーカーがなくなったため、製造されなくなりました。

 

モニエル瓦は、セメント瓦の一種で瓦自体に防水性能はありません。

そのため、瓦の表面には、着色剤であるスラリーが塗られており、その上にクリアー塗料が重ねられています。

つまり、モニエル瓦には、防水性能をあげるために塗装による定期的なメンテナンスが必要となるのです。

 

 

モニエル瓦の機能

主成分がセメントであるモニエル瓦は、陶器の瓦よりも軽く、耐震性に優れていることが特徴です。

また、断熱性や防音性、施工性がよいこともメリットといえるでしょう。

 

しかし、前述したようにモニエル瓦自体に防水性能はないため、防水塗装によるメンテナンスが必要です。

着色をした場合は、豪雨などの激しい雨にも耐えれる防水性をもつことができるので、定期的なメンテナンスで、40~50年は維持することが可能です。

 

モニエル瓦の機能

デザインは豊富で、たくさんのカラーバリエーションがあります。

ただし、塗装時には、前回の着色部分・スラリー層を綺麗に取り除く必要があります。

 

モニエル瓦が劣化するとどうなるのか?

ここでは、10年程度で発生してくるモニエル瓦の劣化症状について解説します。

屋根は、普段自分で確かめることはできない場所です。

もし、10年以上何もメンテナンスを行っていないのであれば、いちどプロの業者に点検を依頼することをオススメします。

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色あせ

色あせは劣化の初期段階。

着色スラリーがダメージをうけ、防水性能がなくなってしまうと、瓦表面が退色してくすんだような状態になります。

 

コケや藻

コケや藻が広範囲に繁殖し出したら要注意。

これは瓦の防水性能がなくなっている証拠です。

防水性能がなくなったモニエル瓦は、水分を含むため、コケや藻が根を張ってしまうようになります。

次第に瓦も脆くなるので、高圧洗浄などで撤去して塗り替えを行うようにしてください。

 

亀裂

水を吸って膨張、乾いて収縮を繰り替えすことで、瓦に負荷がかかって亀裂が入ることがあります。

また、コケや藻の根も亀裂の原因となります。

 

亀裂が入った場合の対処方法としては以下のとおりです。

・その部分だけ瓦を交換

・パテによって補修

 

雨漏りで建物に深刻なダメージを与えないように、亀裂が入った場合は早急に補修を行いましょう。

 

 

モニエル瓦の塗装

モニエル瓦の塗装の目安は10年~15年に一度となります。

ただし、モニエル瓦特有の注意ポイントがありますので、事前にこのポイントをおさえておくことが大切です。

 

【注意ポイント1】今あるスラリー層は除去する

スラリー層はコンクリートを保護しますが、塗膜がのりにくいのが特徴です。

そのため、瓦を塗り替える際には、このスラリー層をしっかりと除去する必要があります。

スラリー層は高圧洗浄で取り除き、それでも取れない場合は手作業によるケレンで取り除くことが重要です。

 

これを適当に行ってしまうと、塗膜がすぐに剥がれてしまうような施工不良となる事態にもなりかねません。

優良業者はもちろんこれを怠ることはありませんが、念のためにご自身の目でも、この工程をチェックしておくと安心です。

 

【注意ポイント2】モニエル瓦専用塗材を使用する

モニエル瓦はどんな塗料を選んでもいいわけではありません。

モニエル瓦のようなスラリー層のある屋根材は、塗装の際に専用の下塗り材を選ぶ必要があります。

 

もし、この専用の下塗り材ではなく普通の下塗り材で塗装してしまうと、密着性がないため、せっかく塗った塗材がすぐに剥がれてしまうことに。

モニエル瓦の塗り替えの際は、どんな下塗り材を使うのかを注意しておくようにしましょう。

 

【注意ポイント3】交換するための瓦は販売中止!定期的なメンテナンスをかかさないこと

以前は、大人気で普及したモニエル瓦ですが、現在は製造が中止されており廃版となっています。

そのため、劣化した瓦だけ交換したいと思っても、同じ瓦がなく物理的に交換が不可能なケースはたくさんあります。

瓦がなるべく劣化しなくてすむよう、屋根は10年程度で塗り替えるようにしましょう。

 

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モニエル瓦を葺き替える

屋根葺き替えモニエル瓦の寿命は40~50年。

台風や地震の多い昨今は、モニエル瓦の葺き替えを行う方が増加しています。

現在、モニエル瓦は生産中止となっているため、ガルバリウム鋼板などの金属屋根を選ぶ方が多いようです。

ただし、塗装と違い、屋根の葺き替えには残材の処分費が必要です。

 

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まとめ

 

今回はモニエル瓦について

・特徴

・劣化症状

・塗装の注意ポイント

について解説しました。

 

モニエル瓦は、機能性に優れた、高級感のある屋根材です。

ぜひ、適切なメンテナンスを行うことで、長く大事にしていきましょう。

 

モニエル瓦は変わりがきかないこと瓦ですし、専門知識も必要となります。

モニエル瓦のメンテナンスを行う際には、経験豊富な実績のある塗装業者を選ぶことがオススメです。

 

弊社では、モニエル瓦の実績はたくさんあり、施工するスタッフは、すべて一級塗装技能士または国家資格の保有しています。

ぜひ安心してお問合せくださいね。

 

 

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