コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

投稿日:2024年8月27日

コーキングは建物に生じる隙間を塞ぐための充填材です。

役割には「防水性を保つこと」「気密性を保つこと」「外壁材同士の干渉を和らげること」などがあります。

 

※コーキングはシーリングとも呼びます。本記事ではコーキングで統一してお伝えさせていただきます。

 

コーキングも経年劣化でひび割れや破断、縮みなどの症状が出てきます。

その時にコーキングもメンテナンスをするべきか、気になりますよね?

 

先に結論を申しますと、コーキングも定期的にメンテナンスをする必要があります

 

本記事では、コーキングの劣化を放置するリスクや劣化する原因などについて解説いたします。

 

コーキングの劣化症状と劣化する原因

コーキングは樹脂を原料とする充填材です。

屋外だけでなく、水まわりなど屋内でも使用されています。

一般的なコーキングの耐用年数は10年ほどでして、現在では高耐久のコーキングも登場しております。

 

コーキングの役割などについてはこちらの「コーキングの役割とは?注意すべき劣化症状について」でご説明しております。

 

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

 

コーキングは年数が経過するとこのような劣化症状が発生します。

 

・硬質化

・ひび割れ

・剥がれ

・縮み(痩せ)

・変色

 

それではどうしてコーキングは劣化してしまうのでしょうか?

 

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

 

コーキングが劣化する原因は、雨や風、太陽の紫外線など数種類の劣化因子によって引き起こされます。

コーキングは経年で可塑剤が流出し、硬質化や痩せを起こします。

可塑剤はコーキングに柔軟性を与える添加剤ですが、それが流出して建物の動きに対して追従性を失い、剥離や剥がれなどの症状へと被害を発展させます。

 

前述した高耐久コーキングは経年で流出する可塑剤を配合せず、柔軟性を長期間保てる特徴があります。

塗料の性能も年々向上しておりますので、耐久性を重視するなら高耐久コーキングをおすすめします。

 

高耐久コーキングについてはこちらの「オートンイクシード」をご覧ください。

 

コーキングの劣化を放置するリスク

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

コーキングはこのような箇所に充填されています。

 

・サイディングやALCなどの目地

・窓や玄関などの開口部

・破風板や笠木などの部材の接合部

・ガラリや軒天井などの取り合い部

 

コーキングを充填する主な目的は、内部に水が流れないように防水性を高めるためです。
※他に気密性や外壁材の緩衝材などの目的もあります。

 

コーキングの劣化は雨漏りのリスクを高める!

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

 

つまり、コーキングが劣化した時に最も気をつけなければいけないのが雨漏りです。

雨漏りは建物内部に水が流れ、構造体の柱や土台などを濡らしてしまいます。

柱や土台などの構造体は、建物を形作る重要な部材なため、濡れてしまえば当然状態が悪くなり、建物の寿命を著しく低下させてしまうでしょう。

 

雨漏りについてはこちらの「雨漏りを放置することは厳禁!疑わしい症状は早めにご相談を!」をご覧ください。

 

雨漏りを直すにはお金が掛かる!?

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

 

雨漏りの厄介なところは、構造体までダメージを受けてしまうため、工事規模がでかくなり、修理費の負担も大きくなることです。

 

柱が腐食したら、必然的に外壁の解体と復旧をしなければなりません。

工事項目を具体的にするとこのような工事が必要です。

 

【腐食した柱を交換する工事】

・外壁の解体または内壁の解体

・腐食した柱の交換または補強

・外壁の復旧

・外壁塗装

 

外壁塗装も修理した範囲だけだと色が違って見えてしまいます。

見栄えを気にするなら建物全体を塗装する必要があります。

 

外壁塗装の相場についてはこちらの「外壁塗装の相場価格」をご覧ください。

 

シロアリは建物の天敵!

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

雨漏りによって起きる不都合がもう一つあります。

それがシロアリです。

 

シロアリは高温多湿な環境を好み、水分を含んだ木材は大好物です。

内側から侵食していくため、外に出てくるころには、高い確率で中がやられてしまっています

 

シロアリは建物の天敵ですから、住みやすい環境させないこと。

とくに雨漏りしたときは要注意です。

 

シロアリ駆除は5年ごとが目安なので、しばらく期間をおいている場合は、一度シロアリ業者に点検をしてもらい、防蟻処理をご検討してみてください。

 

カビが生えやすくなる

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

水気を帯びてくればカビも増殖しやすくなります。

カビは空気に浮遊し、喘息やアレルギーなど体に悪影響を与えます

 

とくに小さなお子様がいるご家庭や疾患を抱えている方に大きな負担をかけてしまいます。

カビは根を張りますので、内装リフォームでもカビ菌が表に出てくるのを防ぐ処置が必要です。

 

なによりも生活しにくい環境になってしまうので、雨漏りしないように予防し、カビが繁殖しない環境に整えることが大切です。

 

まとめ

コーキング(シーリング)の劣化を放置するリスクと劣化原因を解説

ここまでご覧いただいていかがでしょうか?

メンテナンスというと外壁や屋根の塗装など大掛かりな工事をイメージされるかもしれませんが、コーキングのメンテナンスも大切な建物を維持していくために重要です。

 

コーキングが劣化すると雨漏りを引き起こすリスクを高めます

そして、シロアリ被害やカビの増殖など二次被害を発生させ、それに対処するのに多くのお金を支払うことになるでしょう。

 

被害が大きくなってしまってからでは遅いですから、良好な状態を保つために定期的にコーキングのメンテナンスを行いください。

 

コーキング工事はよく外壁塗装と一緒に行われます。

足場代を節約できますので、これから外壁塗装をお考えの方は、コーキング工事もご一緒にご検討ください。

 

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