外壁塗装工事をする前に知っておきたい下地処理の重要性!
投稿日:2023年1月30日 更新日:2023年1月31日
外壁塗装の相場は51〜120万円ほどと高額工事の部類に入ります。こんなに費用をかけて工事をするのですから、長持ちする塗装に仕上げてもらいたいですよね。
外壁塗装は下地処理が大事というのは知っていますか?
下地処理が正しく行なっているかどうかで、塗装の品質、耐久性が大きく関わってきます。
本日は外壁塗装工事で重要な下地処理についてお伝えさせていただきますので、ぜひこれから外壁塗装工事をご検討している方はお役に立ててください!
外壁塗装の相場についてはこちらの「外壁塗装の相場価格」をご覧ください。
【下地処理の目的は「塗装の密着性を高めること」と「美しく塗装を仕上げること」の2つ】
塗装というと塗料をハケやローラーで塗っていくというイメージを浮かべるかもしれませんが、実は塗装をする前にいろいろと下準備が必要です。
それが下地処理でして、冒頭でもお伝えしたとおり下地処理が適切であるかで塗装の品質は大きく影響するのです。
下地処理を行う目的は以下の2つです。
・塗装の密着性を高めるため
・下地を平滑に整えて美しく塗装を仕上げるため
建物は風や雨、太陽の紫外線、砂埃、車の排気ガス、コケ、カビなどあらゆるものに汚染されてダメージを負っています。10年以上も経てば劣化も進んでいますので、下地が荒れて塗装がつきづらい状態になっています(塗装する旧塗膜面を下地と呼びます)。下地処理は下地に付着する不純物を取り除いて塗装の密着性を高めます。
また、傷んでいる下地は表面が凹凸になっていますので、そのまま塗装しても見栄えが良くありません。下地処理の作業については後述しますが、ケレンという研磨作業を行なって下地を平滑にするのも下地処理の一つです。
【「下地処理は必要ない」ということはあり得ません!】
建物は劣化してくると、
・チョーキング
・塗装の剥がれ
・塗装の色あせ
・汚れの目立ち
・コケやカビの発生
・木部の腐食
・鉄部のサビ
などの症状が発生します。
傷んだ下地は塗装が非常につきづらい状態ですから、どんなにグレードの高い塗料や付着力の高い塗料で塗るとしても「下地処理は必要ない」ということはあり得ません。
短くても塗装は10年保ちますので、ほんの数年で塗装が剥がれてくる場合は下地処理が適切でない可能性があります。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
【下地処理の作業内容】
下地処理は以下の作業内容があります。
・高圧洗浄
・ケレン
・コーキング処理
・補修工事
それでは各作業内容についてご説明していきます。
【高圧洗浄は建物の汚れやコケ、古くなった塗膜を洗い流す作業】
高圧洗浄は足場を設置した後に行う比較的に早い段階で行う下地処理です。年数が経過した建物には汚れや古くなった塗膜、カビやコケなどが付着しているため、はじめに高圧洗浄できれいに不純物を洗い流していきます。カビやコケなど内部まで根を張って塗装に悪影響を与える場合は、洗浄剤を使ったバイオ洗浄を行います。
ただ建物を水洗いするという単純な作業ではなく水圧をかけていますので、通常水洗いでは落とせないこびりついた汚れもきれいに洗い流せます。外壁が脆くなっていたり、劣化が激しいところは、そのまま洗浄してしまうと破損する恐れがありますので、水圧を調整して作業を行う必要があります。
【ケレンは下地を平滑にして、付着する不純物を除去するのが目的】
ケレンはサンドペーパー、ナイロンパッド、スクレーパー、ディスクサンダーなどの道具を使って下地を研磨する作業です。ケレンは第一種から第四種まであり、一般的な住宅やマンション、ビルなどで行われるのは第三種から第四種のケレン方法です。
ケレンは「不純物の除去」と「凹凸面を平滑にする」という目的で行います。下地を磨くことで塗装が密着しやすくなり、下地表面が整って美しく塗装を仕上げることができます。
【コーキングは建物の防水性と気密性を向上させるため】
コーキングは建物の防水性と気密性を保つために充填されています。施工箇所はサイディングやALCなどの目地、窓や玄関の周囲、部材の取り合い部などたくさんあります(屋外の他に屋内の浴室、洗面所、キッチなどの水まわりにもコーキングが使用されています)。
コーキングを新しくするのも塗装前に行なっておく大事な下地処理です。コーキングの耐用年数は5〜10年ほどでして、破断やひび割れ、高質化、収縮による隙間などの劣化症状が現れます。水が壁内に入りやすくなり、雨漏りや土台を腐食を起こす恐れがありますので、外壁塗装と同じタイミングで新しくメンテナンスしておくことが大切です。
コーキング工事についてはこちらの「コーキングの役割とは?注意すべき劣化症状について」をご覧ください。
【不具合箇所を残すと後々トラブルを起こす可能性がある】
外壁のクラック(ひび割れをクラックと呼びます)、塗膜の剥がれまたは膨れ、下地の抉れなど不具合を起こしているところを塗装前に直しておくことも重要です。
不具合を残しておくと塗装の剥がれや水の侵入など後々トラブルを起こす恐れがあります。下地から塗装が剥がれている場合は、その上から塗装しても下地には塗膜が密着していないため、すぐに剥がれてしまいます。
このような場合は下地から浮いている塗膜をすべて除去し、下塗り剤で下地調整をした後に塗装する必要があります(モルタル外壁の場合は下塗り後に新しく模様をつける必要があります)。
数年とはいえ工事を終えてからまた業者を呼んで工事をやり直してもらうのは、想像しているよりもストレスとなりますので、適切な工事をしてくれる業者に工事を依頼しましょう。
工事を依頼する業者はアフターサポートや工事保証がある確認しましょう。工事後も迅速に対応してくれる業者がいると安心です。
当社はお客様が安心して過ごしていただけるようにアフターサポートや工事保証を徹底しております。外壁塗装工事をお考えの方は、ぜひ当社におまかせください。
詳しくはこちらの「定期訪問サポート」をご覧ください。
【塗装後は下地処理の跡は隠れてしまいます。だから見積もり確認と施工写真が大事!】
下地処理は塗装の耐久性を左右する大事な工程です。
しかし、注意しなければいけないのが、塗装が仕上がってしまうと下地処理の跡はすべて隠れてしまうということです。
隠れてしまうのをいいことに手抜き工事をする悪徳業者もいますから、見積もり確認の徹底と下地処理を行ったか確認ができるように各工程の施工写真を撮ってもらうように業者に依頼しましょう。
外壁塗装は高額工事ですから、長持ちする塗装に仕上げてもらうためにも下地処理の重要性をぜひ意識しておいてください。
下地処理については「施工の際の下地処理」でもお伝えしておりますので、良ければこちらもご覧ください。
“mu”
神奈川県全域で、塗装工事、屋根工事のことなら、亜久里工業へお気軽にご相談ください。
神奈川県の外壁塗装工事・防水工事・屋根工事専門店
亜久里工業
https://gaiheki-kanagawa.com/
住所:神奈川県横浜市緑区三保町2650-57
お問い合わせ窓口:0120-410-184 営業電話お断りします
(10:00~18:00 日曜定休)
対応エリア:神奈川県横浜市、他
★ 地元のお客様の施工実績多数掲載!
施工実績 https://gaiheki-kanagawa.com/case/
お客様の声 https://gaiheki-kanagawa.com/voice/
★ 塗装はいつやるべきなの? うちは塗装が必要なの?
➡一級塗装技能士の屋根、外壁の無料点検をご利用ください!
無理な営業等は一切行っておりません!
外壁屋根無料診断 https://gaiheki-kanagawa.com/inspection/
★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://gaiheki-kanagawa.com/contact/