【屋根材別】屋根の3つのメンテナンス方法

投稿日:2022年9月24日

「雨漏りしてないけれど、屋根のメンテナンスは必要?」

「屋根が危ないってどんなふうに判断したらいいんだろう……」

 

築10年以上経過してくると、屋根のメンテナンスのタイミングや劣化について気になり出しますよね。

しかし、専門的な内容ばかりで、よくわからず不安になってしまうもの。

 

そこで今回は、屋根のリフォーム工事についてご紹介します。

・屋根塗装工事
・屋根葺き替え工事
・屋根カバー工法

 

どのリフォームによってメンテナンスを行うかは、屋根の種類や劣化状況によって違います。

屋根のリフォーム目安時期や種類などを知ることで、メンテナンスが必要かどうかの判断材料となるでしょう

ぜひ参考にしてくださいね。

 

屋根材の種類別リフォーム時期の目安

屋根は、雨や紫外線からご自宅を守るうえでとても大切です。

屋根には、日本瓦・スレート・ガルバリウム鋼板・セメント瓦などがあり、通常は築10年程度で劣化が進んでいくため、塗装の塗り替えや補修工事をしなければなりません

 

塗装工事のタイミングや耐用年数について以下にまとめました。

日本瓦の耐用年数は長いのに対し、スレートやトタン屋根はメンテナンス頻度が高く、耐用年数が短くなります。

ご自宅の屋根がどれにあたるか、ぜひ確認してみてください。

 

 

屋根の種類 塗装塗り替え時期 耐用年数
日本瓦 不要 30~60年
スレート 7~15年 10~35年
トタン 6~10年 6~20年
セメント瓦 10~20年 20~40年
ガルバリウム鋼板 10~20年 20~40年

 

 

 

屋根のリフォーム工事1:塗装工事(塗り替え)

 

屋根の塗装を定期的に塗り替えることで、日光や熱からによる劣化を防ぐことができます

先述したように、屋根の種類によって塗り替え時期は変わりますが、日本瓦以外は6~20年内に塗装を行わなければいけません。

 

屋根の塗り替えは、後述する2つのリフォーム工事よりはその費用が安くなります。

塗料のカラーは豊富なので、ご自宅のイメージを一新することもできますよ。

 

ただ、屋根塗装の塗り替えだけですむのは、劣化症状が軽度な場合となります。

もし、劣化が著しい場合は、後述する2つのリフォーム工事を検討する必要も……

そのならないためにも、ぜひ定期的に屋根の塗装工事を行いましょう。

 

屋根塗装工事は外壁の外壁の塗り替え工事と同じタイミングで行うほうが、屋根塗装単独で行うための足場代を節約することができます。

外壁の塗り替えを行う際には、屋根塗装を必ず検討するようにしてください

 

またその場合は、外壁と屋根塗装につかう塗料の耐用年数についてそれぞれしっかり確認することが大切です。

例えば、外壁の塗料の耐用年数が20年であるのに対し、屋根の塗料の耐用年数が7年では、屋根の方がメンテナンス時期が早くきてしまいますよね。

そうなった場合は、外壁のメンテナンスが不要な時期に、屋根の塗装工事が必要となり、足場代がとてももったいないことに……

 

紫外線や風雨を直接的にうける屋根は、外壁よりも劣化スピードは速くなります。

屋根につかう塗料は、外壁につかう塗料と耐用年数をそろえるか、少し長いくらいのものがよいでしょう。

 

屋根の塗装工事について詳しくはコチラ

 

塗り替えなどのメンテナンスを行わず劣化を放置すると、塗装による保護がないために、雨漏りが発生してしまうこともあります。

補修費用がとても高額となってしまう可能性もあるため、築10年以上たっているのであれば、一度プロに確認してもらうことがオススメです。

 

お問合せはコチラ

 

 

 

屋根のリフォーム工事2:屋根葺き替え工事

屋根の葺き替え工事とは、今の屋根材や下地を全部剥がし、屋根を新たに葺き替える工事です。

屋根が全体的に新しくなるために、屋根の耐久性が長くなります

 

 

屋根の葺き替え工事がむいている家

以下のような家の場合、屋根の葺き替え工事を行うことでのメリットは大きくなります。

・屋根の下地まで劣化している(雨漏りしているなど)
・屋根材が著しく劣化している
・平成12年以前に建てられた瓦屋根の家
・屋根が重く、耐震性に乏しい

 

耐震の法律が整う前の築年数の古い家は、構造的に地震に弱いのは一般的です。

しかし屋根を葺き替えて軽量化することで、建物が揺れにくくなるので、耐震対策にもつながります。

雨漏りをしがちな築年数のたった家は、ぜひ屋根の葺き替えを検討してみてください。

 

屋根の葺き替え工事について詳しくはコチラ

 

 

屋根のリフォーム工事3:屋根カバー工法

屋根カバー工法とは、既存屋根を新たな屋根でおおう重ね葺き工法です

 

屋根カバー工法を選ぶ

以下のような家の場合、屋根のカバー工法を行うことでのメリットは大きくなります。

・石綿屋根
・スレート屋根・トタン屋根
・費用を抑えたい
・工期を短縮したい

屋根を撤去しなくてすむことがメリットです。

 

カバー工法ができない屋根

以下のような場合は、屋根カバー工法ができません(向きません)

・瓦屋根
・屋根の下地や内部が劣化している家
・構造的に地震に弱い家
・火災保険で修繕したい

 

屋根のカバー工法について詳しくはコチラ

 

まとめ

今回は屋根のメンテナンス方法について解説しました。

メンテナンス方法 むいている家
屋根塗装工事(塗り替え)

・劣化症状が軽度(ただし日本瓦は不可)

屋根葺き替え工事 ・屋根の下地まで劣化している(雨漏りしているなど)
・屋根材が著しく劣化している
・平成12年以前に建てられた瓦屋根の家
・屋根が重く、耐震性に乏しい
屋根カバー工法 ・石綿屋根
・スレート屋根・トタン屋根
・費用を抑えたい
・工期を短縮したい

 

屋根は建物の寿命に直接からむ重要な場所。

定期的なメンテナンスは絶対に必要です。

 

しかし屋根の劣化状況を確かめるためにご自身で屋根に登るのは危険です。

また、専門的な判断が必要なので劣化を見ても気づかないことのほうが多いでしょう。

 

 

屋根のトラブルは、雨漏りしてからでは、被害が拡大します。

後悔しないためにも、屋根の状態を把握しておくことが大切です。

 

弊社では外壁や屋根の診断を無料で行っています。

また、ご自宅にピッタリなメンテナンス方法についてもアドバイスも可能です。

ぜひお気軽にご利用ください。

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