コーキングの役割とは?注意すべき劣化症状について
投稿日:2022年5月14日 更新日:2024年7月31日
サイディングやALCなどのボード型の外壁材には目地が設けてあり、これがとても重要な役割を担っています。
塗装が劣化するころにはコーキングも同じようにひび割れや剥がれなどの症状が出ています。
劣化したままにしておくと水が中に流れ込みやすくなりますので、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大事。
そこで本記事では、コーキングの役割や劣化症状、劣化を放置してしまった場合のトラブルについて解説いたします。
ぜひ今後のメンテナンスに役立てていただけたら嬉しいです!
コーキングの役割と劣化原因について
まずはコーキングとはなにか、その役割と劣化の原因について解説します。
コーキングとは?
コーキングとは、外壁材と外壁材の隙間を埋めることをいい、シーリングとも呼ばれています。
コーキングには、可塑剤という柔軟性を維持する成分が含まれており、この可塑剤は紫外線や雨風などによって劣化してしまいます。
その結果、コーキングの劣化が発生してしまうのです。
また、コーキングの寿命は5~10年ほどになります。
コーキングの役割
コーキングは、建物内部への雨水の侵入を防ぐ役割を持っています。
雨水が浸入して雨漏りが発生してしまうと、建物の腐食の原因にもなります。
そのためコーキングによって防水性を持たせることで、建物自体の寿命を延ばすことにもつながるのです。
また弾力性があるので、地震などの揺れから建物を守るというクッションのような役割もあります。
劣化が起こる原因
コーキングは永続的なものではありませんので、定期的に打ち直す必要があります。
コーキングが劣化する原因はこちらの2つがあります。
・経年劣化
・施工不良
コーキングは紫外線の影響を強く受け、年数とともに硬質化してきます。
もともと柔軟性のある性質を持ちますが、硬くなってくるとその柔軟性が失われてひび割れや剥がれ、縮みなどの症状が現れてきます。
柔軟性を保てるのはコーキングに配合する可塑剤が役割を担っています。
ですが、紫外線により少しずつ可塑剤が失われ、そして硬質化を起こします。
可塑剤が滲み出てきて変色やベタベタ感が出てくる症状をブリード現象といいます。
現在ではブリード現象を防ぐため、ノンブリードタイプも販売されています。
コーキングが劣化する原因は施工不良もあります。
施工不良を起こす原因は、外壁材との相性がよくなかったということが一つ挙げられます。
施工不良の場合、数ヶ月〜1年以内ほどで症状が出てきます。
施工後、短い期間の間で症状が出てきますので、もし確認ができれば、なるべく早めに工事を依頼した業者にご連絡ください。
コーキングの劣化症状
コーキングは建物にとってとても重要な役割を果たしているので、劣化の症状が見られた際に早急なメンテナンスが必要な場合もあります。
次は、注意すべきコーキングの劣化症状について解説します。
肉やせ
肉やせとは、コーキング材自体が瘦せて厚みが薄くなってしまうことです。
コーキングには可塑剤という成分が入っており、経年劣化によって可塑剤が溶け出すことで、コーキングが細く痩せてしまうのです。
また、充填したコーキング材が少なかったことが原因でなることもあり、肉やせを放置しておくと剥離につながってしまう可能性があります。
しかしすぐに剥離してしまったり、肉やせによる隙間から必ず雨漏りしたりするわけではないので、緊急性はありません。
ただし、コーキングの劣化症状が始まっている初期症状だということはしっかり把握して、経過を見るようにしましょう。
ひび割れ
ひび割れの原因は、経年劣化によるものがほとんどです。
コーキングの可塑剤が紫外線によって気化してしまうと、コーキングの弾力性が失われてしまいひび割れが発生してしまいます。
ひび割れが見られた場合は早めのメンテナンスが必要になります。
その際には、耐久性のよいコーキング材を選ぶとよいでしょう。
また経年劣化以外にも、先ほども解説したコーキング材の量が足りなかったなどの施工不良が原因となることもあります。
剥離
剥離とは、外壁材とコーキングが密着せずに剥がれてしまう現象のことをいいます。
コーキングが剥がれることで、その隙間から外壁裏側に雨水が入り込んでしまい、その結果コーキングの割れや建物の腐食につながってしまうのです。
また、剥離の原因は経年劣化によるものがほとんどです。
経年劣化によってコーキングが縮んでしまい固まることで、次第に剥がれていきます。
施工後、10年ほど経過している場合は経年劣化によるものでしょう。
そのほかにも、プライマーの塗り忘れや地震などの揺れが原因となることもあります。
剥離が起こってしまうとコーキングの本来の役割を果たさなくなってしまうので、早急な対応が必要です。
コーキング劣化の放置は雨漏りの原因になる!
コーキングの劣化を放置した場合、劣化した箇所から雨水が浸入し続けることによって、雨漏りが発生する可能性があります。
そして、雨水が建物内部に入り込むことで建物の腐食やカビ・シロアリの発生にも繋がってしまいます。
雨漏りや腐食などによって建物の耐久性が低下してしまうので、コーキングの劣化は放置せずに早めのメンテナンスがおすすめです。
当社のコーキング材については、「オートンイクシード」からご確認ください。
まとめ
外壁のコーキングには、建物の寿命にもかかわる重要な役割があります。
そして、経年劣化や施工不良によって、さまざまな劣化症状が発生してしまいます。
その劣化症状を放置しておくと雨漏りや建物の腐食などの原因にもなるので、しっかりメンテナンスすることが大切です。
*K*
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