工事業者の選び方③ 「３」という数字には要注意
投稿日：2020年4月1日 更新日：2024年8月31日
塗装会社のお見積もり「松竹梅」の３プランには要注意
業者から工事の提案をもらうときに、3つのプランを渡されることがよくあります。松竹梅とグレード分けされることが多いのですが、このときに注目して欲しいのが、各プランの金額差がどこで生じているのか？という点です。
よくあるのが、塗料の種類で金額差が出ている場合です。
例えば、当社で施工する塗料では、
・シリコン塗料 12,000円／一斗缶
・フッ素塗料 30,000円／一斗缶
塗装する面積が100㎡の場合は、メーカーの仕様通りに施工すれば約2缶使用することになります。
同じ工事内容で塗料だけ種類が異なる場合のその金額差は、
30,000円ー12,000円＝18,000円 × ２缶 ＝ 36,000円
そこで見積もりを見てください。
実際は36,000円分の塗料の差額で金額が離れていますか？
もし、違うなら塗料の金額以外にも含まれているため、その差額をご確認ください。
なぜこんなに金額に差があるのか見積もり内容をよく確認しましょう。
※塗料によっては一斗缶10万円以上するものもあります。施工方法や特殊な下塗り剤を必要とする場合もあり、別途費用が掛かる場合もあります。
屋根材や外壁材だと単価が塗料よりも高くなるため、さらに金額差が大きくなります。
相見積もりをして比較することが基本ですが、もし見積もりが適正化どうか判断が難しい場合は、各業者に相談してみるのもいいでしょう。
３回塗りの落とし穴
このような言葉をよく聞きませんか？
これはどんな意味で意味を表しているかというと、塗装工程のことを言っています。
塗装の工程は、
1：下地処理
2：下塗り
3：中塗り
4：上塗り
で進めます。
つまり3回塗りだから大丈夫もなにも塗装は3回塗りが基本です。
※塗料によっては下塗り不要の塗料もあります。
問題は3回塗装することではなく、塗膜の厚みにあります。
塗料には必要な塗膜厚があり、メーカーが規定する塗膜厚を確保できないと性能を最大限発揮できなくなってしまいます。
ですから、いくら3回塗っても塗膜が薄ければ意味がないのです。
中には塗料を薄めて量を増やしてしまう杜撰な業者もいますのでご注意ください。
塗装工程を分けている理由
ここで気になるのは、なぜ塗装を3回に分けているかですよね？
塗装を3回に分けている理由は、一回に塗れる量が決まっているからです。
塗る量を塗布量といいますが、塗料は一回に塗れる量が施工マニュアルで指示されています。
規定量よりも多く塗ってしまうと塗膜が膨れるなどの施工不良を起こしてしまいます。
そのため、塗料は下塗り・中塗り・上塗りと分けて塗装しています。
また、塗装した後はしっかりと乾燥させなければいけません。
この乾燥時間も施工マニュアルに指示されています。
乾燥時間も適切でないと施工不良を起こす原因となりますので、これから塗装工事をされる方は、塗布量や乾燥時間があるということを押さえておきましょう。
もっと大事な下地処理
下地処理は塗装する面を整えて、塗装を剥がれにくくする大事な工程。
下地処理が疎かになっていたら、フッ素塗料や無機塗料などどんなにグレードの高い塗料で塗ったとしてもすぐに剥がれてしまいます。
下地処理は上塗りすると隠れてしまう工程ですから、業者の中には工程を省く杜撰な業者もいます。
仕上がってからだと下地処理をしたのか、一般の方が確認することは難しくなってしまうので、見積もりの段階で下地処理を適切に行なってくれる業者か見極めましょう。
当社は品質の高い塗装をご提供できるように、下地処理を徹底しております。
工事内容についても事前に詳しくご説明いたしますのでご安心ください！
下地処理についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
どんな業者に工事を依頼するかで、工事の品質が決まると思って慎重に業者を見極めください。
疑い始めたらキリがないかもしれませんが、簡単にやり直せるものでもありません。
後悔してからでは遅いですから、建設業許可を取得している業者か、資格を保有しているか、施工実績が豊富にあるか、工事保証や工事後のアフターサポートはバッチリか、などをご確認ください。
当社は工事後もお客様が安心して過ごしていただけるようにアフターサポートや工事保証も充実させております。
お住まいのことでなにかお困りのことがございましたら診断いたしますのでお気軽にご相談ください！
アフターサポートについてはこちらの「定期訪問サポート」をご覧ください。
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