外壁塗装、屋根塗装の失敗例 第5位は?

投稿日:2020年4月1日  更新日:2025年5月30日

外壁塗装や屋根塗装によくある失敗例第5位は、

 

高性能塗料に期待し過ぎてしまう

 

ことです。

 

現在の塗料は技術の向上により優れた機能を発揮し、とても長持ちになりました。以前はウレタン塗料が主流でしたが、シリコン塗料の価格がお手頃になり、さらにラジカル塗料や遮熱塗料といった機能塗料の登場やマンションやビルなどで採用されることが多かったフッ素塗料も住宅に採用されることが増えてきました。

 

このように目まぐるしく塗料の性能が発展していますが、それでも過剰な期待は禁物です。塗装業者の営業は新製品をすすめることが多いですが、新製品ほどその性能の信頼性は施工実績が少なく、まだ推定の段階にあります。また、新技術が用いられているということもあり、価格は比較的に高めに設定されていることも注意ポイント。

 

新しい塗料で技術も最先端なんだから、きっといい塗料かもしれない……

こう期待していてもケースによっては裏切られてしまう可能性がありますのでご注意ください。

 

 

高機能に惑わされない‼︎
遮熱塗料をご検討するポイント

高機能塗料の一つにある「遮熱塗料」

遮熱性とは熱を遮る性質のことで、その性能を持つ遮熱塗料はよく屋根に使用されることがあります。

 

外壁塗装、屋根塗装の失敗例 第5位は?

 

遮熱塗料のすごいところは太陽光からの熱を反射する機能を発揮することです。屋根は熱を溜め込みやすく、吸収した熱は屋内へと伝わってきます。屋根の表面温度が高くなるほど室内温度は上昇しやすくなり、夏のように気温が高くなる季節はとくに影響を強く受けます。

 

外壁塗装、屋根塗装の失敗例 第5位は?

 

遮熱塗料はこの太陽の熱の元となる近赤外線を反射して屋根表面温度の上昇を抑制できます。熱の伝わりも抑えられるため、室内温度が上がりにくくなり、エアコン負荷の低減により電気代の節約にも貢献します。

 

外壁塗装、屋根塗装の失敗例 第5位は?

 

といった感じに遮熱塗料のメリットをお伝えしましたが、どの建物にも同じように効果を発揮するとはかぎりません。実際に遮熱塗料で塗装しても効果は感じられなかったというお声も聞くことがあります。なぜ、こんなことが起きてしまうのかというと、それは建物の仕様や環境などが考慮されていなかったためと考えられます。

 

例えば天井断熱や屋根断熱が充実している建物なら屋根表面の温度が高くなっても断熱材のところで熱が遮られるため室内温度が上がる直接的な原因にはなりません。もし室温が上がる場合は窓から熱が伝わってきている可能性のほうが高いでしょう。このようなケースなら窓を二重窓にしたり、断熱性の高いガラスに交換したほうが効果を感じられるはずです。

 

外壁塗装、屋根塗装の失敗例 第5位は?

 

遮熱塗料なら室内温度が10℃も下がりますよ。

冷房効率が30%も改善しますよ。

 

このようなセールスポイントで遮熱塗料をおすすめする営業マンもいますが、大事なことは本当に効果を発揮できる建物かということです。高機能塗料自体が悪いわけではありません。

 

もし、高機能塗料をご検討する際は、効果を発揮できる建物か診断することが大切です。

 

遮熱塗料についてはこちらの「遮熱塗料とは?遮熱効果と塗料を選ぶときの注意点を解説」もご一緒にご覧ください。

 

高耐久塗料の性能は?

塗料はアクリル塗料からウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などグレード分けされています。そしてグレードが高くなるほど耐久性や機能性が高く、価格も高めに設定されています。

 

塗料の種類 耐用年数
アクリル塗料 5〜7年
ウレタン塗料 7〜10年
シリコン塗料 10〜15年
フッ素塗料 15年〜
ラジカル塗料 13〜16年
無機塗料 15〜25年

 

現在ではシリコン塗料が主流になっており、機能性を高めたラジカル制御型塗料も人気です。ラジカル制御型塗料とは塗膜を劣化させる要因のラジカル(劣化因子)の発生を抑制するために、特殊な酸化チタンを配合した高機能塗料です。

 

ラジカル塗料についてはこちらの「今注目のラジカル塗料を分かりやすく解説!オススメは?」をご覧ください。

 

いままでフッ素塗料はビルやマンションなど頻繁に塗装できない建物に採用されることが多かったのですが、現在では住宅用も普及するようになり、価格もお求めやすくなりました。

 

無機塗料は無機成分を配合したハイブリッド塗料でして、緻密で強靭な塗膜を形成します。これにより非常に優れた耐久性と褪色しにくい特徴があります。

 

このように塗料はたくさん種類があり、どれを選んだらいいか迷いものです。そんな中で高機能や高耐久といったアピールはついつい惹かれてしまうのもしかたがないかもしれません。

 

ですが、

 

20年、30年もメンテナンスをしなくてもいい‼︎

 

売り込んでくる塗装業者は要注意です。

 

技術が進歩して将来的に何十年も耐久してくれる塗料がいつか登場してくる可能性もありますが、いまのところそんな長い期間もメンテナンスをしなくてもいい塗料はありません(塗料にかぎらず屋根材や外壁材もそうです)。

 

メンテナンスフリーという響きに惹かれますが、まったくメンテナンスをしなくてもいい製品はいまのところありませんので、安易に営業マンのセールストークを鵜呑みにしないようにお気をつけください

 

塗料選びのポイント
お困りごとは亜久里工業におまかせください!

 

高機能、高耐久と聞くと魅力を感じますが、本当にその塗料が建物に適合しているか、一度冷静になって考えてみましょう。塗料の効果を発揮できるかどうかは、建物の仕様や環境によって違います。本当におすすめできるかどうかは、建物を診断してみないとわかりません。

 

ですから、遮熱塗料など機能性のある塗料をご検討している方は、必ず建物を調査してからから効果を発揮できるか業者に判断を仰ぎましょう

 

また、塗料は高機能であればいいというわけではありません。ご予算や今後のライフスタイルでも適切な塗料が変わってきます。

 

塗料選びのポイントは、

 

・ご予算を決める

・耐用年数を決める

・求めている機能を決める

 

の3つです。

 

この3つを決めておくことで、ご希望している塗料をある程度絞ることができます。

 

塗料についてはこちらの「外壁塗装の塗料の基本的なことと種類、選び方を解説」もご一緒にご覧ください。

 

亜久里工業では建物診断や見積もりを無料で実施しております。建物を細かく調査し、お客様のご要望に沿ってぴったりな塗料をご提案させていただきます。建物のことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!

 

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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