屋根の塗装回数は何回?塗装する回数の重要性を解説します!
投稿日:2025年12月24日
「外壁塗装は3回塗り」というのは聞いたことがあるのではないでしょうか?
それでは屋根塗装はどうなのでしょう?
結論からお答えしますと、屋根塗装も基本は3回塗りです。
しかし、屋根は風雨など劣化が進みやすいところ。
塗装方法は外壁よりも気をつけなければなりません。
屋根の状態に応じて対応しなければ思っているよりも早くに塗装が剥がれてしまうかもしれません。
本記事ではこれから屋根塗装をご計画されている方に向けて、屋根の塗装回数についてお話しさせていただきます!
屋根塗装も基本は3回塗り
屋根も外壁と同じように、下塗り・中塗り・上塗りの手順で進めます。
基本的に3回塗りは変わりません。
各塗装工程がもつ意味は以下のことがあります。
・下塗り:シーラーなど下塗り剤を塗布して下地を調整する
・中塗り:上塗り剤を塗布料の範囲内で塗る
・上塗り:同じ上塗り剤を塗り重ねて指定する塗膜厚を確保する
塗装回数が増える原因について詳しくは次の項でお話ししますが、主に下塗りと上塗りの工程で塗装回数が増えることがあります。
屋根塗装の工程や流れについてはこちらの「屋根塗装はどんな流れで進むの?全工程と工事期間」で詳しく解説しております。
4回以上塗装するケースとは?
屋根を4回以上塗装するのは以下のケースがあります。
ケース① 屋根の劣化が激しくでている
ケース② 4回以上の塗装とメーカーが規定している
上記のケースについて詳しくご説明します。
ケース① 屋根の劣化が激しくでている
屋根の劣化が激しく出ている場合、塗装回数が増える可能性があります。
劣化が進んでいる屋根に塗装すると塗料の吸い込みが激しく、1回塗っただけでは足りません。
また、塗料には塗布量が決まっています。
吸い込みが激しくても一気に塗ってしまえば回数を増やすことはありませんが、それでは施工不良を起こしてしまいます。
塗布量を守り、決められている塗膜厚を確保するには、一度塗った後に乾燥させ、それからもう一度塗装する必要があります。
このため劣化が激しく出ている屋根は塗料の吸い込みがあるため、結果的に塗装回数が増えます。
ケース② 4回以上の塗装とメーカーが規定している
塗料の施工マニュアルで塗装回数を確認できます。
下塗りは1〜2回塗り、上塗りは2回塗りで仕上げるように施工マニュアルで指示されています。
通常だと施工マニュアルどおりに進みますが、上記でお伝えしたように屋根の劣化が激しい場合は状態に応じて調整しなければなりません。
塗料の吸い込みが多くて不十分なのに、次の工程に移ってしまうと色ムラや剥離などを起こします。
塗装回数が多ければいいというものではありません!
「うちは3回以上、4回、5回と塗装しますので長持ちしますよ!」
聞くところによると、このように塗装回数をアピールする業者もいるみたいです。
塗装回数が多いほど良い仕上がりになりそうですが、むしろ施工不良を起こす原因になります。
塗料は塗膜が厚ければ厚いほど高いパフォーマンスを発揮するというわけではありません。
適正な塗膜厚というものがありますので、3回以上の塗装をアピールする業者でしたら、
・なんで基本回数よりも増やすのか?
・どんな塗料を使用するのか?
を確認しましょう。
正しく塗装されているか確認する方法
塗料を塗り重ねてしまうほど、その前に行った作業が見えなくなります。
細かく工程が分けられている通り、塗装は表面には見えない作業を適切に行われていることが重要です。
隠せてしまえることが手抜きにつながりやすい工事なので、手抜きされてしまわないように正しく塗装されているか確認できる対策をしましょう。
一つ目は、塗装方法や工事の流れ、使用する塗料などを業者から詳しく説明をもらいましょう。
後めたいことがあったり、知識や実績が乏しかったりすると、このあたりがとても曖昧です。
説明をはぐらかしたり、大雑把な説明だったりする業者には注意が必要です。
二つ目は、見積書や工程表を確認することです。
見積書には使用する塗料名が記載されています。
使用塗料がわかれば塗装回数をご自身でも確認できます。
工程表は予定する工事の進捗が作業ごとに記載されている表です。
通常、工程表を業者から渡されます。
実際に行われている作業と工事の進捗が工程表どおりになっているか確認できます。
対応は業者によって異なるため、工程表がもらえない場合は業者に依頼してください。
三つ目は、施工写真を撮ってもらうことです。
塗装は塗料を塗り重ねると、その前に行った作業が見えなくなります。
さらに屋根はお客様から見えない場所にあり、肉眼で確認できません。
正しく塗装されているか確かめられるように、各工程ごとに施工写真を撮ってもらいましょう。
工程表と同様に、施工写真は業者によって対応が異なります。
施工写真を撮ってもらえるか着工前にご確認ください。
まとめ|亜久里工業は現在の屋根に適した方法で施工しています!
ここまで屋根の塗装回数についてお話しさせていただきました。
屋根も外壁と同じように、下塗り・中塗り・上塗りの手順で進めます。
下塗りを含めた3回塗りで行うのは屋根塗装も同じです。
しかし、他のところと比べて屋根は劣化が進みやすいため、塗装回数が増えることもあります。
すべては屋根の状態次第で、状況を把握しながら柔軟に対応できることが求められます。
また、塗装回数が多ければ多いほど耐久性が向上するというわけでもありません。
守らなければならないのは適切な方法で塗装されていることです。
誤った方法で塗装回数を増やしてしまうと、それはかえって施工不良を招きます。
塗装は手抜きにつながりやすく、さらに屋根はお客様から状況が見えにくい工事です。
正しく塗装してもらうために工事の説明を細かく聞き、作業内容がわかるように施工写真を撮ってもらうなどしっかりと対策しておきましょう。
亜久里工業では安心して工事を任せていただけるように、毎日の作業報告と工事写真のお渡し、アフターフォローなどを徹底しております。
建物診断や見積もりは無料で実施しておりますので、これから屋根塗装をご計画されている方は、ぜひ亜久里工業にお任せください!
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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