屋根塗装はどんな流れで進むの?全工程と工事期間
投稿日:2022年12月28日 更新日:2024年3月14日
「塗装工事ってただ塗料を塗るだけなの?」
こんな疑問が浮かんでこないですか?
これから屋根塗装をお考えの方は、どんな流れで工事が進んでいくかも知っておくことが大切です。
なによりも外壁塗装とは違って屋根の上で作業を行なっていますから、下からではどんな作業をしているかわかりません。
塗装工事はトラブルも多いですから、屋根塗装の工程や作業内容などを把握しておきましょう!
今回は屋根塗装工事の流れと全工程の作業内容、工事期間などを解説します!
【屋根塗装工事の流れ】
冒頭でもお伝えしたように、屋根塗装は高所作業となりますので、下からではどんな作業を行なっているかわかりません。
信頼している業者ならまだしも、はじめて工事をする方は、そのまま業者まかせにするのはとても不安ですよね。
これから屋根塗装をお考えの方は、まずはどんな流れで工事が進み、どんな作業を行うか知っておきましょう。
屋根塗装は以下の工程で行われます。
1:足場組み立て設置
2:高圧洗浄
3:下地処理・補修
4:下塗り
5:縁切り
6:中塗り〜上塗り
7:足場撤去〜お引き渡し
それでは各工程の詳細と注意点などをご説明していきます。
【足場組み立て設置】
屋根塗装は高所作業になりますから、足場を必ず設置します。足場を設置する目的は高所作業だからという単純なものではなく、「安全性の確保」「作業効率の確保」「工事の品質の確保」などの目的があります。
塗装工事はゴミが出にくい工事ですが、高圧洗浄やケレンなどで水や砂埃が飛散しますので、ご近隣の方のご迷惑とならないように足場には飛散防止用にメッシュシートを取り付けます。
メッシュシートを取り付けると建物が覆われてしまい、外から見えにくくなってしまいますので、工事期間中はいつも以上に戸締り・施錠に気をつけてください。
工事の質問についてはこちらの「よくあるご質問」もご参考にしてください。
【高圧洗浄】
高圧洗浄は屋根に付着する汚れやコケ、古くなった塗膜などの不純物を洗い流す作業です。塗装は下地に密着していることで保たれています。不純物が残った状態の下地は、塗装が非常に付きづらいため、すぐに塗装が剥がれてしまいます。
洗浄をおろそかにすると塗装は長持ちしませんので、しっかり汚れを洗い流すことが大切です。
前項の「足場の組み立て設置」でもお伝えしましたが、高圧洗浄は水飛沫が上がりますので、足場には飛散防止にメッシュシートを取り付けておく必要があります。
また、高圧洗浄中は「洗濯物を外に干せないこと」「窓の開閉ができないこと」など注意するところもあります。
【下地処理・補修】
塗装は下地処理が大事と言われています。
下地処理には、
・ケレン
・コーキング補修
・その他の補修工事
などがあります。
「その他の補修工事」には屋根材のひび割れ補修や棟板金の釘打ちなどがあります。
塗装をすれば見た目では目立たなくなるかもしれませんが、こういった不具合を残して塗装すると後々問題を起こす可能性があり、余計な出費が出てしまうかもしれません。
屋根塗装をする際は、必ず下地処理と補修を行なっておくことが大切です。
下地処理についてはこちらの「施工の際の下地処理」をご覧ください。
【下塗り】
下地処理と同様に屋根塗装では下塗りも重要な工程となっています。
下塗りにはシーラーという下塗り用の塗料を使用します。下塗りの目的は下地と塗装の密着性を高めることで、下地への密着性が悪ければ塗装は長持ちしません。
なぜ屋根は下塗りが大事かというと下地が傷んでいるからです。屋根は何も遮るものがなく、劣化も進んでいます。
下地が傷んでいるほど塗装の密着性は悪くなりますので、下地処理や下塗りを念入りに行なって、塗装が密着しやすい下地に調整することが大切なのです。
これから屋根塗装をお考えの方は、必ず下地処理と下塗りが徹底されているかチェックしておきましょう。
【縁切り】
「縁切り」という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、スレートの塗装では必ず行なっておかなければ雨漏りを起こしかねない大事な工程です。
スレートは下から上に一枚ずつ重ねて張ってあります。スレートが重なっているところは密閉されているのではなく、隙間がありまして、そこから通気や水の抜け口となっています。
スレートにある隙間はとても小さなものなので、塗装をすると塗膜でふさいでしまいます。ほんの少しの隙間が塞がるくらいなら……と思うかもしれませんが、これが本当に大変なことになりまして、ある程度の期間放っておいてしまうと屋根の下に水が溜まり、雨漏りを引き起こしてしまうのです。
縁切りの有無が雨漏りのリスクを左右しますので、スレートの塗装を行う際は、必ず縁切りがされているかチェックしましょう。
今はタスペーサーという部材で縁切りが行われています。タスペーサーは屋根材に差し込むだけで隙間を設けることができ、仕上げ前に取り付けますので、屋根材を傷つける心配もありません。
タスペーサーについてはこちらの「タスペーサーの重要性 ~雨漏りから屋根を守る、タスペーサーとは」で詳しく解説しておりますので、ぜひこちらもご覧になってください。
【中塗り〜上塗り】
中塗りと上塗りは同じ上塗り用塗料で塗装していく工程でして、屋根塗装の仕上げの段階に入る作業です。
屋根塗料にもウレタンやシリコン、フッ素などがあり、遮熱塗料などの機能性を持たせたものもあります。
塗料はたくさん種類がありますので、わからないことや気になることなどがございましたら遠慮なくお問い合わせください。
中塗りと上塗りで工程を分けているのは、一度に塗れる量が決まっているからです。
塗装後は乾くまで乾燥時間を設ける必要があります。
乾燥時間が適切でないと塗膜が膨れてしまい、塗装をやり直さなければいけません。また、塗膜厚も確保する必要があり、もし塗膜が薄いと性能を最大限発揮できなくなります。通常中塗りと上塗りの合計2回の塗装を行いますが、塗膜厚が確保できない場合は再度塗料を塗り重ねて厚みをつけていく必要があります。
【足場撤去〜お引き渡し】
屋根塗装の全工程を終えたら仕上がりに問題がないか最終確認を行います。
お引き渡し前は塗装の仕上がりをご確認ください。屋根だと下からでは分かりませんから、施工後の写真を撮ってもらいましょう。
ここで問題がなければ足場を撤去してお引き渡しとなります。工事後も建物の周りにはゴミが落ちていますので、清掃を怠たってはいけません。
【屋根塗装の工事期間は5〜8日間】
ここまで屋根塗装の流れと作業内容についてお伝えしました。
もう一つ工事について知っておいていただきたいのが工事期間です。
工事を行うにしてもいつ工事が終わるのかわからないと予定が立てづらく、ストレスにもなります。
屋根塗装の工事期間は5〜8日間ほどが目安です。(外壁塗装と一緒に行う場合は10〜14日間)
ただし、屋根の大きさや工事を行う時期(梅雨や台風が多い時期は工事の遅延が起こりやすいです)で期間は変わります。
そのため工事をするときは事前に工程表をもらいましょう。
工程表は工事開始日からその日に行う作業内容、お引き渡し日などが書かれています。工事のスケジュールのようなものでして、表を見ればその日にどんな作業を行うかが分かります。
【最後にチェックしておきたい屋根塗装の重要ポイント!】
最後に、これから屋根塗装をお考えの方は以下のポイントもチェックしておくことをおすすめします。
・工事前に必ず屋根点検してもらう
・屋根は目視で確認できないため、点検時の写真と施工写真を撮ってもらう
・スレートは必ず縁切りが行われていること
・下地処理と下塗りは念入りに
・アフターサポートが充実していること
屋根塗装も高額工事ですから、後悔のないように万全な状態で行いましょう。
足場を設置しますので、外壁塗装と一緒に塗装しておくと足場代の節約にもなります。
これから屋根塗装をお考えの方は、ぜひ外壁塗装も一緒にご検討ください。
詳しくはこちらの「屋根と外壁はセットがお得」をご覧ください。
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